すぬぺ自由帳

気がついたらどこかにいるやつ。

the wind of Ihatov

久しぶりにこの手の記録をつける。WUGのSSA以来らしくスマホで打つのもきついのでその日の夜が明けるうちというわけにはいかなかった。相変わらず物覚えはよくないので思い出したら書き足すスタイル。

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本日の会場であったキャラホール。キャパは1000少々。チケットガイド(ぴあとかイープラスとか)で900は捌けたと情報はあったので、販売数としてはほぼ満席だったが空席が所々。

2部構成で1部は合唱。2部はソリスト管弦楽を加えて、モーツァルト魔笛、レクイエムをミュージカルに仕上げたもの。

 

少し早く開場し定刻スタート。司会・アナウンスは奥野香耶さんの姉だった。盛岡公演で披露されたイーハトーヴの風、旅立ちの時、言の葉青葉のほか、高校の頃歌ったことのある流浪の民、時の旅人、大地讃頌(2部)もあり、音楽に疎い私でもだいたい知ってるぞという陣容。そこそこ有名で合唱の実力そのものを上手いこと引き出すと言えばいいような曲が並ぶ。

言の葉青葉は1部トリとアンコールで披露された。1回目は直前のMCで遠いところを聞いて山口だってなった後に、「なんでこんな遠いとこからきているんだろうか」とWUGとの馴れ初めについて指揮者の太田代さんより解説が入り、「まあ母と姉がここにいて、盛岡公演では家族での共演という夢を叶えられた」と紹介されていた。ちなみに兵庫県民でした。この場面で「武器(ブレード)を用意してください」とだすタイミングを用意してくれたり指揮者らしいところも感じられた。ちなみに草ブレードも認知されていて驚いた。

2回目はの言の葉はアンコール。今までのフォーマルな格好とは打って変わってそれぞれTシャツで登場。ずん子Tシャツのお兄さんのほかpart1(襟付き含む)、part3のTシャツやハッカドールのTシャツなどでどんどん登壇されるので場がどよめく。おそらく奥野家の私物ではと話題に。ちなみに母はハッカドール、姉は4thの緑(ラメ入り)のTシャツであった。合唱であり指揮者もマメに客席側を確認しててこっちもシンガーズなのでは...?と思っていたら途中からTUNAGOに変わるというビッグサプライズ。びっくりして“えっ???”って素で言っていた。今日のためにアレンジを加えたそう。

 

ここ以降はその他の部分。2部は面白いものはとことん面白くというスタンスでパパゲーノ、パパゲーナに王子は八王子。結ばれるなら立川じゃないという東京西側ローカルトーク(ここは盛岡)や前作の自己紹介を混ぜてきたり。こういうことされると気になっちゃうから来年も行くしかなくなるんだよな。

 

前回(WUG盛岡)よりも構える余裕ができていたので“前もあの曲やってたけど聴こえ方が変わったな”とか指揮者の左手の動き方を主に見ていた。強弱のメリハリやスタッカートが迫力とともに気持ちよく聴こえてくるのはさすがというところ。

 

アンコール間はエンターテイメント。“これやるのウン10年ぶりだから失敗しても許してね、アンコールは代金に入ってないから。”と笑いを誘ったり2部で管弦楽・朗読された代表の方と指揮の太田代さんが場をつないだ。アンコール後は通路に降りていって合唱。ワグナー各位には説明は容易いがいつもの感じ。そしてメンバーによるお見送り。その後、太田代さん握手会とかやたん母&姉との集合写真が(場の勢いで)開催された。

 

盛岡で感動したのとチケ代が1000円と破格だったので昨冬行けなかったオタクを「言の葉青葉やるから来て」と勢いで誘ってみたら大阪から来てしまったが満足していたようだ。

また、合唱団というとお固いとかマジメな印象があるがそんなことはなく色々外部から取り入れて特色をつけていこうという方針に感じた。あの時から太田代さんの喋りには物腰の柔らかそうな印象を受けたし、普通であれば合唱団と解散の決まっている声優ユニットが組むということはいくら家族姉妹がいるとはいえ、どちらも声を使うものであるとはいえ異種であり難しい話である。

まだ5年という新しい合唱団であるからこそ積極的に新しいことにもチャレンジできるのだろうし、このエンタメ性を形にして来年の定演や5年後、10年後、50年後...も続いて欲しいと願う。

 

-メモ-

かやたんのお姉さん「今日見た景色は妹に伝えます」

太田代さん「言の葉青葉が何十年も歌い継がれ、広がって合唱の課題曲として学生さんが歌ってくれたら(意訳)」

岩手県民会館は2000人収容の2回公演だったけど2回目の1000人は同じ人でしょw夜の部も来る人をがっかりさせたくないから公演間に調整した。(WUG盛岡について)」

「去年の春はワーグナーやってたけど冬はワグナーだった」

「普段は下手前方から三角形状に埋まってゆくけど今回は満遍なく埋まっている」

「この頃遠くがよく見えるようになって参りました(老眼)と紹介される太田代さん」