すぬぺ自由帳

気がついたらどこかにいるやつ。

上砂川と茂尻・芦別駅 (7/13)

本来なら15日予定のはずだが疲れていたのと台風で忘れたので1日遅れ。きょうは盆の間の数少ない休日でした。本来は田舎に帰ろうとしてたんですけども昨日があの天気じゃダメです。

 

札幌から砂川までは滝川ゆきのバスで約1時間半。そこから上砂川までは約20分。かみすながわ炭鉱館には中央1丁目で下車。

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バス停を降りて市外から遠ざかる方向へ歩いてゆく。立坑跡を利用した無重力実験施設があるが2003年に閉鎖。

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ズリ山。手前の左に見切れている建物が無重力科学館とかそんな感じの名前をしていたが現在休館中のもよう。炭鉱館は道なりにその奥にある。

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目印となる工夫像。戦時下の採炭に挺身敢闘する姿を象徴するもので終戦間際の昭和20年8月12日に建立。

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建物は至ってシンプル。5月3日~10月27日までの土日とGW、お盆(8月13,14)のみと道内ではよくある冬季休業だが、夏季も基本的に土日しか開いていないので訪問の際には注意が必要(祝日も閉館)。受付で名前と居住地と記入する。

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三井砂川砿では高圧水を炭層に噴射し採炭する手法を取っていたため屋外には水力採炭の機材展示もある。

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機材と作業の様子の写真。

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水力採炭の仕組みを説明するパネル。

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水力採炭の様子を再現したもの。

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熊の剥製。町に関する展示も所々にある。

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石炭画。パンフによれば世界唯一。

多く見積もっても30分あれば見て回れるのでバスが時間1本でも心配は少ない。残りの時間でバス停近くの旧上砂川駅へ寄った。

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車掌車と客車が見える。駅舎は移設されており、営業時は現在の中央1丁目バス停の待合室と公衆トイレのある場所にあったらしい。

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昨日、悲別で(1984)のロケで上砂川町や隣接する歌志内市の旧上歌会館(悲別ロマン座)が使われ、関係するものが残されている。窓口と着荷場の奥は物置として使われている。

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スユニ60 218(手前)とヨ8055(奥)。豊富駅のオエ61 67とは同系列になる。また、駅名標もホーム上に残されている。
再びバスに乗って歌志内を通り抜け、国道38号線に出たところで降りて茂尻方面へ歩く。というのも単純に本数がなく、歩いて距離を稼いだほうがバス代も安くなるというだけでそれ以上の理由はない。茂尻駅前にセブイレがあったので金のワッフルコーンを食べた。ちょうどWUGファイナルツアー開幕1周年というタイミングだった。

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茂尻駅、周辺より一段高い場所にある。
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茂尻駅から芦別側へ行ったところ。跨線橋には道警の規制線が張られ、入口が塞がれていた。

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茂尻から芦別まではバスで20分ほどだが少し離れた場所で降ろされる。写真のパチ屋は閉まっていそうだが国道沿いのは開いていた。
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委託駅で営業は平日一部時間帯のみでご当地入場券は近隣のセイコーマートでの扱いと案内書きがある。待合室はかなり広い。しばらくすると外国人観光客の家族連れ(8人くらい)がやってきたが芦別で何をしたのだろう。特に観光地ぽいものもないはずだが。彼らと同じ列車で帰ることになったが、発着番線を見誤り、木造の跨線橋をバタバタ往復していて板が抜けるのではと心配になった。

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波動輸送兼リゾート車も置換が予定されているので今のうちにと記念乗車(下書きが終わってからクリスタルエクスプレスの運転終了のプレスが出た)。札幌までは1時間40分ほど、主に(外国人)観光客と展望席周辺は乗り鉄といった陣容であった。バスだと半額以下で行けることを考えると仕方がない。

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ノースレインボーエクスプレスほど床は高くないが両先頭車も普通の車両よりかは高いらしい。リネンもノースレインボーは白の無地だったがこちらはヒマワリやラベンダーといった花柄。

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3号車、キサロハ182-5101。台車がサハネ581の発生品(TR69D)であるほか、階下席の雪はね防止のためスノープロウが付く。階下は個室が3つあるらしいがおそらく使用されていない。

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4号車側。左奥に狭めのラウンジスペースと写真左側は車内販売のカウンターと思われるもの。曲面になっているガラスと妻面の明り取りが特徴。自動ドアのボタンはドアの脇に角度をつけて取り付けられていた。
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ラウンジスペース。ソファーも縫い跡が目立ち老朽化が進んでいることを感じさせる。見た目に反しそこまで柔らかくなかった。

札幌到着後は歩いてサッポロファクトリーに寄ってビールを飲んで帰った。

有料試飲という名目だがこれで250円と安い。

駅に着いたら天気予報が外れて雨がまあまあ降っていた。仕方なく濡れながら自宅まで数十分歩いたが、札幌の天気が外れやすいのはなぜだろうか。

 

【乗車録】

  →札幌駅前(中央バス[83]札幌駅前) 札幌200か50-82

札幌駅前→砂川市立病院(中央バス[高速たきかわ号]砂川経由 滝川営業所) 札幌200か37-69

砂川市立病院→中央1丁目(中央バス/赤平昭和) 札幌200か16-50

中央1丁目→歌志内入口(中央バス/赤平昭和) 札幌200か27-35

茂尻→芦別(中央バス/芦別) 札幌200か13-80

芦別→札幌(フラノラベンダーエクスプレス2号/札幌) キハ183-5101

栄町→  (東豊線/福住) 9114

🍣 (7/11)

台風直撃しそうやんというのと暑くて眠りが浅いのと目がかゆいのとくしゃみが止まらんので休みがあったとしても休まらない現実。つらい。パソコンをつけるとエアコンのない部屋がさらに暖まります。さらに足をがっつり怪我してあら大変。

 

この日も札幌の快活にお世話になった。この1週間で3回目。というのもスーパー北斗2号に乗ろうとすると前泊するしかないからだ。

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このオプション日程の往復函館弾丸も旅行中に思いついた案件でかなり急造な無計画性。それゆえ‟できるだけキハ281に乗る”、‟函館で回らない寿司を食べる”、‟洞爺湖に寄る”ということ以外は決めておらず、ゆき2号(札幌→函館)かえり21号(洞爺→札幌)の指定券を出してこの日は始まった。本来は一日余らせるはずだった。

6時発のスーパー北斗2号は朝の早さによる観光客需要のなさからか、はたまた対函館のビジネス需要からか登別と洞爺を通過し札幌~函館間を3時間29分と現ダイヤではおそらく最速。車内で待っていると然別ゆきのキハ40と150の2両が入ってきたが昨夜小樽にいたものだろう。もう2両はどこへ行ったかわからないが。札幌を出てコンビニで買ったパンを食べて南千歳を出た付近で一度眠る。というのも朝が早すぎたのと下書きを打っていて寝るタイミングを失ったからだ。

一度伊達紋別付近で起きたが気がついたら森付近だった。

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その近辺であろう海沿い

起きていた気がするが何をしていたか記憶にない。新函館北斗の乗り換え放送が流れて外をぼーっと見ていたら函館に着いた。

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去年お世話になったはこだてライナー

函館からは時間があるに越したことはないので市電で移動。

眠いと言うこともおかしくなる。厳密にはショートボブっぽいけど。

谷地頭温泉の建物の脇。のたのたと歩いていたがよくネコを見かけるような気がする。前回は前まで来て入らずだったので今回は入浴することに。

泉質的には似ているのかわからないが茶褐色なので色移りが気になる人は注意したほうがいい。販売のタオルは豊富は湯の色に似た色でわかりにくいようになっているがこちらは白。時間が案外あったので駅方面まで小一時間歩いた。

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バイ貝?、サーモン、カニイカ、ホタテ、甘えび、カンパチ?、トロ、イクラ、ウニの計10カン。これにサラダ、茶碗蒸し、汁物、アイスがついて3500円ほど。ランチで一番高くてこれなので2000円台で抑えることも可能。笹の葉がいい感じに雰囲気を出して見た目もおいしい。生姜全般あまり好んで食べないがこういうところで出されるとついつい食べてしまう(おいしい)。開店と同時に入ったので最初のほうはカウンターを貸し切っていたが正午過ぎになると徐々に人が入ってきた。

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思ったより早く函館での用事が済んだので余った時間で大沼公園へ寄ることにした。タッチの差で特急には乗れなかったので普通列車に乗り込んだ。ご覧の通り2両だがボックスが埋まるほどの乗車率だった。七飯から森にかけては藤代線や砂原線といった勾配対策の別線が多く、新函館北斗を経由しないこの列車では特にそのことが何度も案内されていた。
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大沼公園までは40分ほど。ビュースポットでしかないが観光客は多い。

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これがヒットしたのって10数年前だったか。今でも親父がときどき歌うせいでそんな感覚があまりない。

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駅前にはレンタサイクルがたくさんあったのでママチャリを借りることした。1時間で500円。14kmある湖畔を一周するのにちょうどいい時間らしいが体力的に怪しいので移動の足に使った。歩道走行可だが凹凸が激しかったり脇道に砂利道があったりとなかなかハードモード。

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小島がたくさんあり駒ヶ岳がよく見えるところもある。

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こんな感じにわくわくする場所もある。虫が出るので長袖があれば安心。

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歌碑ではないが千の風になってモニュメント。ビュースポットとしてもいい。次の特急まで1時間10分ほどあったが、一通り回ってちょうどいい時間だった。

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意外にも初めて乗る261系1000代。道東方面もとかちには乗っていないので仕方ない。汎用特急型として増備が進むが、確かに乗り心地もよく走りも上品な印象を受けた。
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別の角度から見た駒ヶ岳

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森駅構内。いかめしで有名だが駅のすぐそばが海だった。

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洞爺までは1時間半ほど。なかなか新しそうな駅だ。
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駅前の11年前のG8サミットの記念碑。ロシアがクリミア併合問題で参加資格を停止されたため現在ではG7と呼ばれる先進国首脳会議。福田首相サルコジ大統領(仏)、ジョージ・W・ブッシュ大統領(米)、メルケル首相(独)、ベルルスコーニ首相(伊)(いずれも当時)など8か国+EU委員長が出席した。 

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バス終点のターミナルビルの3階にあるサミット記念館には首脳のパネルがあったりするが入口がわかりにくい(1階からは行けなかった気がする)。

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会議の長机。10人くらいで座ってみたらなんか楽しそう。

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会見セット。新元号発表ごっこ的なものができそう(2008って書いているのは気にしない)。17時までで到着が16:20、さらには入口を探すのに迷ってまともに見る時間がなかった。

風呂に入ろうとしたら修学旅行が17:40になったら来るよと案内された。7月の頭だしそういう時期か。

風呂上がりに電GOの路面電車編があったのでやってみたがブレーキ圧が全然入らないという問題。

気を取り直して夕食を食べに室蘭焼鳥の店に入った。鳥といいつつも豚肉が使われタマネギがサンドされているのが特徴。

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最終のバスまで時間があったので湖畔を散歩。足湯があったが外国人観光客で溢れていた。

バスで駅のほうへ降りる。踏切でちょうど乗る1本前の札幌行き特急を待つという接続も何もないダイヤ(普通はこの時間に下山するほうがおかしい)で駅で降りたあとはセブイレで飲み物を買って待合室で時間をつぶした。洞爺から札幌までは2時間弱。

全然関係ない話だが車掌がめっちゃかっこよかった。札幌には時刻通りに到着。

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今回1週間での北海道フリーパスのみでの総移動距離は2805.7kmとバスを足せば3000㎞を超え、通常運賃だと7万3000円のところを2万6230円で移動できるというたいへん便利なきっぷだった。どの列車で指定席を使うかがフリーきっぷのカギといえるだろう。基本的には乗車時間が1時間半~2時間以上の列車で使うようにしていたが、始発から乗る場合は早朝以外の札幌発のスーパー北斗など混みそうなのを除いて全部自由席と割り切るのも手なのかもしれない。

 

【乗車録】

札幌→函館(スーパー北斗2号/函館) キハ280-109

函館駅前→谷地頭(函館市電[5]谷地頭) 8010

函館→大沼公園(普通[藤代・大沼公園駒ヶ岳まわり]森) キハ40-835

大沼公園→洞爺(スーパー北斗13号/札幌) キハ261-1208

洞爺駅前→洞爺湖温泉(道南バス/洞爺湖温泉) 室蘭200か10-17

洞爺湖温泉→洞爺駅前(道南バス/室蘭港FT) 室蘭200か10-61

洞爺→札幌(スーパー北斗21号/札幌) キハ280-4

札幌→  (東豊線/福住) 9220

シン・トツカワとオフトゥンの魔力 (7/10)

盆前の数少ない休日の過ごし方がわからない。高温多湿で眠りが浅くて疲れが抜けないのはけっこうきつい。家にいてもアレルギー反応か目がかゆくてどうしようもないという事態。

 

過去に2度新十津川チャレンジをしようとして布団から出られなかった過去があるため布団のないネカフェで夜を明かす。無事札幌6:58の普通に乗ることができた。雰囲気は山陰本線京都口のような感じであいの里教育大までが複線、北海道医療大学までが電化となっている。石狩当別まではおおよそ40分、6両繋いでいるのでそこまで混まない。

しかし、新十津川行きは1両で相席になるほどの混雑で7割くらい終点まで降りなさそうなオーラを放っている。仕方ないので途中で降りそうな高校生の横のボックスに座り、降りるタイミングを窺っていたが月形で降りたのでうまくいった。水曜でこんなのだから週末なんてもっと険しいのだろう。

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石狩月形では20分ほどの停車。座りっぱなしはきついので少し車外へ出た。側戸が黄緑に全塗装されているのと貫通路まで帯が回っていないのが特徴。

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謎は多い。駅員配置駅であるがみどりの窓口はない。しかし窓口にて切符購入は可能(補充券になる旨が掲示されている)。

 5分ほど前になると対向列車がやってきてスタフが渡された。ほかに名松線家城、越美北線越前大野で見ることができ、1列車しか入れないので終点も含め棒線駅が続くということでもある。

 石狩月形を出て新十津川までは1時間弱。数名の乗降はあるが基本的には変化しない。

お札ない...悲痛な叫び。 

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しょうもないことを言っているうちに新十津川に到着。平日というのに地元住民の出迎えが手厚い。

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窓口では到達証明書をもらうことができるほか、バス乗り場の案内や屋外のプレハブ小屋には物販ブースがあった。

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確かに1日1本、最終は朝10時発。

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駅舎はシンプル。この大きさに対して舎内に滞留する人は多いので少々狭い。

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顔出し看板。デフォで2人いるので1人で撮られても、誰も入れなくてもさみしくない。

来た道を戻ってもよいが時間が厳しいので駅を出て左へ5分ほど歩いたところにある町役場から滝川方面のバスに乗る。路線によって役場の中から発車するものとファミマから発車するものがある。駅に案内があるので確認すると便利。滝川駅までは10分少し。

22分のオホーツクか32分のライラックかというところだが、オホーツクの自由席列に大量の荷物を抱えた観光客集団がいたので見送ることに。15人くらいでオホーツクの1.5両しかない自由席に入っていったが大丈夫だったのだろうか。というわけで乗ったのは後のライラック旭川発で自由席4両もあれば余裕で座れるだろうと思ったが窓側が案外空いていなく3両ほど彷徨った末に着席した。札幌までは50分弱で到着。

一旦帰宅し夕方に三度札幌へ。

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こちらは731。似てるけど乗るのはこっちではない。
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今回乗るのはこちら、快速ニセコライナーキハ201といえば朝の963D→963Mが有名だけれどもこれはキハのみの6連。倶知安までは2時間ほどで小樽で後ろ3両を切り離す。加速は電車同等というだけありモッサリ感はないが、手稲~小樽築港はスジが寝ているので高速で飛ばすのを期待していると外れる。また、直通列車であるからか小樽で降りる人は少なかった。

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倶知安駅。小ぶりな駅かと思ったが留萌に似た感じ。最終列車までの2時間ほどで飲食店を探すが目星をつけたところは臨時休業。何日か前にも同じようなことがあった気がする。

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彷徨いに彷徨った挙句予定していた隣の店に入った。アサリの入った塩ラーメンはさっぱりしていておいしかった。ちなみにアサリは砂が抜けきってなくてジャリジャリする個体が多くてあまり好きじゃなかったりする。

ニセコライナーに乗りに来たようなところはあるので食べるだけ食べて倶知安をあとにする。3人ほどを乗せて出発し余市でそこそこの乗車があって小樽に到着した。その後余市側の引上げ線からキハ40+150*2の3連を連結し札幌方面へ走っていった。

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最終の岩見沢ゆきはUシートなしの6連。小樽周辺では降車が中心、札幌に近づくにつれ少しずつ乗車が増える推移をし、札幌でどっと乗ってくるといった感じであった。

 

【乗車録】

札幌→石狩当別(普通/北海道医療大学) モハ721-11

石狩当別新十津川(普通/新十津川) キハ40-402

新十津川町役場→滝川駅前(中央バス/滝の川団地) 札幌200か・984

滝川→札幌(特急ライラック16号/札幌) モハ789-206

札幌駅前→  (中央バス[79]西岡4-14) 札幌200か・700

  →札幌駅前(中央バス[83]札幌駅前) 札幌200か28-17

札幌→倶知安(快速ニセコライナー/倶知安) キハ201-301

倶知安→小樽(普通/小樽) キハ150-17

小樽→札幌(普通/岩見沢) モハ721-4

オロロンライン南下作戦 (7/9)

お盆前というのに腰痛が再発したかもしれません、こんばんは。暑くて眠りが浅いです。こういう時こそ他人の金で焼肉が食べたいです。ところで、週末(イベ名)のチケを出したら下座の端っこでした。どうしてそういう席ばかり出てくるのでしょう。

 

7時すぎ、至って常識的な時間に起床してバスに乗る。乗り場は海員会館南側(国道の1本駅側)にあった。

7月上旬とはいえ15℃くらいととても寒い。見た感じ特に指定はないようだ。

終点まで乗ってノシャップ岬へ行く。道中に朝食を食べようと思っていた食堂があったが9時からだったので小一時間岬で風に晒されることになった。f:id:pancake_MP:20190712160139j:plain

利尻富士がうっすらと見える。8:30頃にも関わらずバスツアーも来ていて朝ぐらいゆっくりさせてやれよと思った。前日はバス道から見えるところに鹿の群れがいたがこの日はいなかった。

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気を取り直して樺太食堂へ。9時10分くらい前に通ったら既に営業中になっていたので入った。2019年シーズンは9-17時の営業のよう。
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メッセージが天井から壁から張られている。

今回は生ウニ三食丼。一番人気はウニだけウニ丼だが、わざと未練を作るスタイル。利尻産のイクラを漬け込んだクリスピーいくらは大粒で触感もしっかりしていて味も染みている。

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帰りのバス。稚内ターミナル方面は空地から出るがこう撮ってみると東急バスが違う世界線にいる感じ (宗谷バスは2009年までの50年間東急傘下だった)。

駅に戻って列車を待っていると佐川のお兄さんが台車に荷物を載せてホームへ入っていった。この列車の稚内幌延で混載輸送が平日限定で行われているそうだ。

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特急だと人も多く動線上で邪魔になって撮れたもんじゃないが普通だと乗る人もまばら。

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輸送の様子。トイレの向かい側のロングシートが使われる。

回しても一周するだけ。本来は出てこないはず。

豊富までは50分ほど。だいたいの窓側とロングシートが飛び飛び埋まるくらいの乗車率。

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駅舎入って左側には喫茶店、右側にはストーブを囲むようにベンチが置かれている。きっぷの販売は右の建物(観光情報センター)に委託。沿岸バスのフリー乗車券・グッズやレンタサイクルも扱う。

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ありがちな味のあるゲート。なんかしっくりくる。

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駅の稚内側に置かれているオエ61 67。元はマニ60 2021、鋼体化以前は...と割と沼の深そうな形式。碓氷峠鉄道文化むら(群馬)、旧上砂川駅(北海道)など、気動車化されたキハ08は加悦SL広場(京都)に保存車が存在する。奥野香耶さんのオタクなので10何年かぶりに加悦は行きたい。

5月から翌4月末までが1シーズンで販売される萌えっ子フリーきっぷ。1日券のみ図柄が2種あるのだが、併せて買った商品の傾向を見て言わずもがなこっちだよねとこれを用意されたのが個人的にツボだった(実際こっちにしようとしてた)。しかし物販は缶バッジとか豊岬ちゃん2種だったんだよなあ。

www.engan-bus.co.jp

沿岸バスのキャラクター紹介ページ。誰がどれだか参考に。

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路線バスは普通のワンステップバス。前乗前降のワンマン列車スタイル。整理券を出した枚数で乗車数を管理しているようなので一日券でも乗車時に整理券を取る必要がある(降車時に出す必要はなかった)。

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降車ボタンが押されたときと発車時にこの画面になる。ちょっと調べてみると他シーズンでは違うキャラが出てきているのでそのごとに変更しているのだろう。

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豊富駅から温泉までは10分ほど。旅館に直行、ぽっけ(案内所)なら豊富温泉、公衆浴場ならふれあいセンターと使い分ける手もある。

入浴前に昼ごはんはエゾシカジンギスカン。見慣れぬ形をした鍋の溝に水を溜めてコンロで加熱というスタイルで最初に水を切らさないようにと言われる。肉はしっかり火を通す必要があるが他の野菜やソーセージは茹でても問題ない。案外クセのない味をしていて地元に店があれば月一くらいで食べたいところ。余談だがソーセージはチョリソーで辛め。

お腹がふくれたところで温泉へ。お湯は湯治利用(アトピーや乾癬の治療)者向けのぬるめ(38℃くらい)と一般客向けの熱め(41℃くらい)の2つが離れた位置にあるので移動の際は着替える必要がある。必ずしも区分されているわけではないようで、‟すぐのぼせるようであればぬるいほうでもいいですよ~”という感じだったので両方入ることにした。

全国的にも珍しく油分が含まれる泉質であり、それが乾癬やアトピーに対しに抗炎症作用をもたらすのをはじめ皮膚に様々な効能をもたらすとされる。石油や天然ガスを含むため湯には油が浮き、浴場内も油くさい。白いタオルを使うと色が乗りそうなので違う色のタオルを用意するといい(販売しているフェイスタオルは黄色)。言うまでもなくタオルににおいは移る。石油のにおいと言ってもパッと浮かばないかもしれないが、ガソリンスタンドに行けば似たようなにおいはする。ちなみに、低温のほうの浴槽のみに治療目的で原油が用意されている。

石油のにおいを纏って温泉街を歩く。といってもバス停1つぶんくらいの端から端が見えるといった規模なので見るものとかもない。豊富温泉バス停向かいのぽっけに物販とカフェが入っているので時間をつぶした。丸1日くらい石油のにおいがした。

羽幌方面のバスに乗ると入れ違いで降りる人がいたので幌延まで貸切になった。天塩高校からも生徒を乗せ走ってゆく。天塩温泉ともう一か所道から外れた箇所で降りるときはその分岐手前でかかる「当該停留所で降りる人はボタンを押してください」的放送でも降車ボタンを押す必要がある。高校生は遠別ぐらいで降りた。

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初山別手前にあった旧羽幌線の遺構。おそらく金駒内橋梁だと思われる。
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ほぼ同じ箇所の前面展望。海が近いところを走るため冬場は大変そう。

初山別からは私服の中高生をぼちぼち乗せて走る。なぜと思ったが羽幌の神社祭の期間中だったためだ。

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どこも祭の景色は大きく変わらないが花屋は初めて見た。ここで初めて見たものと言えばサルの曲芸だろうか、ネコミミがなぜか流行っていた。
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豊富温泉から1時間半ほどで羽幌ターミナルに到着。この便では入れ違いで乗務員交代を実施。

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羽幌ターミナル外観。元々は羽幌駅があったところに整備された。車両や乗務員の拠点は本社よりこちらのようだ。

なぜかこういうことが多い。シャッターに張り紙もなかったし祭事関係か。
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気を取り直して向かったのは羽幌サンセットプラザ(道の駅・ホテル)内の食堂。バス停3つぶんを出店の中通ったりして大変。バスの時間も開店から30分後(実際は45分後)と微妙にきつくて焦っていた。

sunset-plaza.com

ここのキャラの詳細はリンクで。特に沿岸バスとは関係なさそう(触発されたかもしれないが)。

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甘エビといえば増毛の祭りが有名だが漁獲量では羽幌が日本一。

すぐ出てきそうなものということで特産のエビとタコをタネにしたギョウザカレーを注文。4分ほどで出てきて助かったが、途中でバスの時間に余裕があることに気付く。こんなことなら定食にしとけばよかった()。ちなみに本命はえび塩ラーメンだったが殻をめくるのに時間がかかると見込んでパス。逃すと留萌から先の列車がなくなっているので仕方がない。今度は時間を気にせず行きたいところ。

結局時間ができてしまったので本社ターミナルまで歩く。祭りの影響か人が多い。

高速車と町内巡回の小さいバスはラッピング車。

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缶バッジ物販情報200円とお手頃でフルコンプしても今のところ10400円。ただし10月に増税が控えているためそれ相当の値上げは考えられる。

サンセットプラザなどそれを名乗る建物が多いだけに伊達じゃない。

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留萌駅までは1時間25分ほど。20時前だが完璧には暗くならない。留萌駅の2階にはFMが入るが、待合室を除き広い駅舎は使われている様子はない。待合室に入ると高校生くらいのカップルが弁当を食べていた。道内各地方の中規模駅(市町村代表駅くらい)に寄ると待合室で高校生2人が話をしている光景を何度か見かけた。
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留萌から乗ったのはキハ54の普通。出発5分前から乗車できるらしいがそれより少し早く車内に入れた。釧網線のと同じ仕様で座席はR51Cだったが網ポケットがついていた。留萌からは3人ほどで発車し峠下で深川からの最終列車と離合。どんぐりの背比べではあるが向こうのほうが多く乗っていた。深川ではオホーツクの前に岩見沢まで逃げ切る普通が先に出てゆき待ち時間が長い。オホーツク自由席に無事座り札幌まで約1時間。宗谷でもよかったが自由席が.5両こちらのほうが多い。

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まさかのR55。テーブルの色具合も含めてどこか懐かしさを感じる。しかし基本的には3両目のほうが座席のグレードは高いと考えられる。

 

【乗車録】

南駅前→ノシャップ(宗谷バス[1]ノシャップ) 旭川230あ・722

ノシャップ→稚内駅前ターミナル(宗谷バス[1]潮見5丁目) 旭川230あ・729

稚内→豊富(普通/名寄) キハ54-501

豊富駅→ふれあいセンター(沿岸バス/留萌市立病院) 旭川230あ12-01

ふれあいセンター→羽幌ターミナル(沿岸バス/留萌市立病院) 旭川230い14-01

本社ターミナル→留萌駅前(沿岸バス/留萌市立病院) 旭川230あ15-03

留萌→深川(普通/深川) キハ54-512

深川→札幌(オホーツク4号/札幌) キハ183-4559

宗谷にいったそうや (7/8)

時期柄忙しいのと絶望的な赤字で非正規雇用強化月間。実は破綻寸前のラインに行くのは今月下旬だからもう遅いという罠。今日も夕方に上がれると思ったら夜だった。タイトルが滑っているのも疲労が原因。

 

6:30頃に目が覚めて無料モーニングのポテトをかきこんでから出発。手持ちが少なくなったので銀行に寄ってから駅へ行った。

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5時間お世話になる宗谷。昨夜乗ったのと同じ編成。朝ラッシュ(札幌7:30発→旭川8:58着)ということもあり自由席はかなり混雑。

しばらく魚ばかり食べていたので鶏肉がうまい。鶏飯の上に照り焼きが乗っていてボリュームもしっかりあって900円。

旭川でかなり客が入れ替わり宗谷線へ入る。旭川の車庫にラッセルヘッドが縦列でたくさん並んでいたのがシュールだった。名寄までは高速化されているため結構な勢いで走っていた。

これは音威子府を出た後。

恐らく幌延付近。ここから豊富町にかけては乳製品の製造が盛ん(セコマの豊富町飲むヨーグルトとか)。

おまけ:便座が通路方向に上がる。磁石でとまるようになっていた。

中心地以外はサロベツ原野の延長線上みたいな草原(宗谷丘陵)が多いのでまあ不思議ではない感じ(サロベツ原野そのものは湿地帯の記憶)。

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いつかは行ってみたかった稚内。西大山は行ったのでこんどは枕崎を目指したい。熊本までは軽い気持ちで飛べるけど鹿児島まではどうなるだろうか。というか車止めの標識が出っ張っていてガラス張りなのも相まって思った以上に撮りにくい。

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稚内駅(複合施設)内のバスセンターで往復割引券が購入可能。

飲食店もほかに定食屋もあったが、混んでいたのでさっと食べられそうなパンに。無事に時間が余るくらいで食べ終えた。

バスは音威子府ゆき。終点まで4時間20分かかるらしい。シーニックバイウェイは直訳すれば景観のよい脇道とかそんな感じだが説明できないのでwikipediaとかそういうので調べてほしい。ちなみにシーシックは船酔い。

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宗谷岬まではおよそ50分、土地柄観光バスや4輪のほか2輪の数も目を引くほど多い。そしてあるものだいたいが日本最北端の○○。

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宗谷岬の歌碑。津軽海峡のものほど爆音で流れることはなかった。

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最北端のガソリンスタンド。次は車で来たいところ。ちなみに郵便局に行くとハンコが押せるが少し距離がある。

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帰りのバスはだいたい40分後。2時間に1本くらいなうえ、市街まで30㎞ほど離れているので逃すと大変なことになる。

稚内に着いて温泉方面の乗り継ぎまで少し時間があったので防波堤ドームへ。

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防波堤と稚泊連絡船の徒歩通路として建設されたが、敗戦により樺太の領有を放棄し役目を失ったため現在は観光地的側面が強い。現在もフェリーターミナルから稚泊(コルサコフ)航路は夏季限定で運航されているが、7月上旬現在では今季の案内が出ていないため流動的な航路といえる。

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 駅の先にあるモニュメント

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稚泊航路の乗客はロシア人が多いらしく駅周辺にはロシア語の看板も多い。

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原油を掘ろうとしたら温泉がでてきたという経緯を持つ。内風呂は熱めで露天風呂は適温。日本海側(西側)に面するため天気と視程次第だが利尻富士や夕焼けをきれいに露天風呂から眺めることができる。

帰り際横の草原に目をやると普通にシカがいた。首になんかついているがGPSだろう。どうやら割と日常風景らしい。

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バスに乗って向かったのは副港市場のロシア料理屋。宗谷岬方面のバスは正面の道に止まったが、温泉やノシャップからのバスは線路北側の道路に止まるので距離がそこそこある。コース料理を頼んだ。

一般的な表記的はヴィネグレットというものでビーツのサラダ。ピロシキは三宮そごうのデパ地下とかで花のワルツ流しながら売ってる揚げたものではなくここではオーブン焼き。

シャシリークは旧ソ連圏で人気の肉の串焼きで肉を調味料につけこんでいるもの。一般的な表記はシャシリク。ここまで5品がセットメニュー。追加したのは黒パン、ライ麦パンとも呼ばれる。

バルティカ3、アルコール5%弱と普通のビールより気持ち弱いくらい。9というのもあるがそちらは8%くらいの記憶。

ロシアといえばウォッカ。チェイサー名目で水を用意したがきつすぎて水割りの原料になった。鼻が痛くなるので焼酎がいいくらいなのかもしれない。

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隣接する建物(副港市場の本体)に稚内港駅と樺太に関する展示コーナーがあったのでのぞいてみる。褒められて伸びるタイプの鈴谷とこの鈴谷丸は直接的な関係はない(軍艦と客船なので)。
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副港市場から寄り道込みで30分弱歩いて南稚内駅。20時前というのに明るい。

駅前の海員会館に泊まったが5000円弱でリーズナブル。ただし風呂トイレ共用。稚内周辺で安案外安宿がないのでバスや列車で来た場合は選択肢としてありかもしれない(少し遠くなっても問題なければ宗谷パレスも安い部類には入ると思う)。 

 

【乗車録】

札幌→稚内(宗谷/稚内) キハ260-104

稚内駅前ターミナル→宗谷岬(宗谷バス/音威子府) 旭川230あ・619

宗谷岬稚内駅前ターミナル(宗谷バス/稚内駅前ターミナル) 旭川200か・808

稚内駅前ターミナル→稚内温泉前(宗谷バス[30]坂の下) 旭川230あ・722

稚内温泉前→港2丁目(宗谷バス[31]潮見5丁目) 旭川230あ・648