すぬぺ自由帳

気がついたらどこかにいるやつ。

シン・トツカワとオフトゥンの魔力 (7/10)

盆前の数少ない休日の過ごし方がわからない。高温多湿で眠りが浅くて疲れが抜けないのはけっこうきつい。家にいてもアレルギー反応か目がかゆくてどうしようもないという事態。

 

過去に2度新十津川チャレンジをしようとして布団から出られなかった過去があるため布団のないネカフェで夜を明かす。無事札幌6:58の普通に乗ることができた。雰囲気は山陰本線京都口のような感じであいの里教育大までが複線、北海道医療大学までが電化となっている。石狩当別まではおおよそ40分、6両繋いでいるのでそこまで混まない。

しかし、新十津川行きは1両で相席になるほどの混雑で7割くらい終点まで降りなさそうなオーラを放っている。仕方ないので途中で降りそうな高校生の横のボックスに座り、降りるタイミングを窺っていたが月形で降りたのでうまくいった。水曜でこんなのだから週末なんてもっと険しいのだろう。

f:id:pancake_MP:20190715170848j:plain

石狩月形では20分ほどの停車。座りっぱなしはきついので少し車外へ出た。側戸が黄緑に全塗装されているのと貫通路まで帯が回っていないのが特徴。

f:id:pancake_MP:20190715170929j:plain

謎は多い。駅員配置駅であるがみどりの窓口はない。しかし窓口にて切符購入は可能(補充券になる旨が掲示されている)。

 5分ほど前になると対向列車がやってきてスタフが渡された。ほかに名松線家城、越美北線越前大野で見ることができ、1列車しか入れないので終点も含め棒線駅が続くということでもある。

 石狩月形を出て新十津川までは1時間弱。数名の乗降はあるが基本的には変化しない。

お札ない...悲痛な叫び。 

f:id:pancake_MP:20190715202522j:plain

しょうもないことを言っているうちに新十津川に到着。平日というのに地元住民の出迎えが手厚い。

f:id:pancake_MP:20190715202559j:plain

窓口では到達証明書をもらうことができるほか、バス乗り場の案内や屋外のプレハブ小屋には物販ブースがあった。

f:id:pancake_MP:20190715202622j:plain

確かに1日1本、最終は朝10時発。

f:id:pancake_MP:20190715202247j:plain

駅舎はシンプル。この大きさに対して舎内に滞留する人は多いので少々狭い。

f:id:pancake_MP:20190715202443j:image

顔出し看板。デフォで2人いるので1人で撮られても、誰も入れなくてもさみしくない。

来た道を戻ってもよいが時間が厳しいので駅を出て左へ5分ほど歩いたところにある町役場から滝川方面のバスに乗る。路線によって役場の中から発車するものとファミマから発車するものがある。駅に案内があるので確認すると便利。滝川駅までは10分少し。

22分のオホーツクか32分のライラックかというところだが、オホーツクの自由席列に大量の荷物を抱えた観光客集団がいたので見送ることに。15人くらいでオホーツクの1.5両しかない自由席に入っていったが大丈夫だったのだろうか。というわけで乗ったのは後のライラック旭川発で自由席4両もあれば余裕で座れるだろうと思ったが窓側が案外空いていなく3両ほど彷徨った末に着席した。札幌までは50分弱で到着。

一旦帰宅し夕方に三度札幌へ。

f:id:pancake_MP:20190715204907j:image

こちらは731。似てるけど乗るのはこっちではない。
f:id:pancake_MP:20190715204858j:image

今回乗るのはこちら、快速ニセコライナーキハ201といえば朝の963D→963Mが有名だけれどもこれはキハのみの6連。倶知安までは2時間ほどで小樽で後ろ3両を切り離す。加速は電車同等というだけありモッサリ感はないが、手稲~小樽築港はスジが寝ているので高速で飛ばすのを期待していると外れる。また、直通列車であるからか小樽で降りる人は少なかった。

f:id:pancake_MP:20190715204853j:image

倶知安駅。小ぶりな駅かと思ったが留萌に似た感じ。最終列車までの2時間ほどで飲食店を探すが目星をつけたところは臨時休業。何日か前にも同じようなことがあった気がする。

f:id:pancake_MP:20190715204904j:image

彷徨いに彷徨った挙句予定していた隣の店に入った。アサリの入った塩ラーメンはさっぱりしていておいしかった。ちなみにアサリは砂が抜けきってなくてジャリジャリする個体が多くてあまり好きじゃなかったりする。

ニセコライナーに乗りに来たようなところはあるので食べるだけ食べて倶知安をあとにする。3人ほどを乗せて出発し余市でそこそこの乗車があって小樽に到着した。その後余市側の引上げ線からキハ40+150*2の3連を連結し札幌方面へ走っていった。

f:id:pancake_MP:20190715211408j:plain

最終の岩見沢ゆきはUシートなしの6連。小樽周辺では降車が中心、札幌に近づくにつれ少しずつ乗車が増える推移をし、札幌でどっと乗ってくるといった感じであった。

 

【乗車録】

札幌→石狩当別(普通/北海道医療大学) モハ721-11

石狩当別新十津川(普通/新十津川) キハ40-402

新十津川町役場→滝川駅前(中央バス/滝の川団地) 札幌200か・984

滝川→札幌(特急ライラック16号/札幌) モハ789-206

札幌駅前→  (中央バス[79]西岡4-14) 札幌200か・700

  →札幌駅前(中央バス[83]札幌駅前) 札幌200か28-17

札幌→倶知安(快速ニセコライナー/倶知安) キハ201-301

倶知安→小樽(普通/小樽) キハ150-17

小樽→札幌(普通/岩見沢) モハ721-4

オロロンライン南下作戦 (7/9)

お盆前というのに腰痛が再発したかもしれません、こんばんは。暑くて眠りが浅いです。こういう時こそ他人の金で焼肉が食べたいです。ところで、週末(イベ名)のチケを出したら下座の端っこでした。どうしてそういう席ばかり出てくるのでしょう。

 

7時すぎ、至って常識的な時間に起床してバスに乗る。乗り場は海員会館南側(国道の1本駅側)にあった。

7月上旬とはいえ15℃くらいととても寒い。見た感じ特に指定はないようだ。

終点まで乗ってノシャップ岬へ行く。道中に朝食を食べようと思っていた食堂があったが9時からだったので小一時間岬で風に晒されることになった。f:id:pancake_MP:20190712160139j:plain

利尻富士がうっすらと見える。8:30頃にも関わらずバスツアーも来ていて朝ぐらいゆっくりさせてやれよと思った。前日はバス道から見えるところに鹿の群れがいたがこの日はいなかった。

f:id:pancake_MP:20190710002041j:image

気を取り直して樺太食堂へ。9時10分くらい前に通ったら既に営業中になっていたので入った。2019年シーズンは9-17時の営業のよう。
f:id:pancake_MP:20190710002048j:image

メッセージが天井から壁から張られている。

今回は生ウニ三食丼。一番人気はウニだけウニ丼だが、わざと未練を作るスタイル。利尻産のイクラを漬け込んだクリスピーいくらは大粒で触感もしっかりしていて味も染みている。

f:id:pancake_MP:20190710002124j:image

帰りのバス。稚内ターミナル方面は空地から出るがこう撮ってみると東急バスが違う世界線にいる感じ (宗谷バスは2009年までの50年間東急傘下だった)。

駅に戻って列車を待っていると佐川のお兄さんが台車に荷物を載せてホームへ入っていった。この列車の稚内幌延で混載輸送が平日限定で行われているそうだ。

f:id:pancake_MP:20190712160212j:plain

特急だと人も多く動線上で邪魔になって撮れたもんじゃないが普通だと乗る人もまばら。

f:id:pancake_MP:20190710002140j:image

輸送の様子。トイレの向かい側のロングシートが使われる。

回しても一周するだけ。本来は出てこないはず。

豊富までは50分ほど。だいたいの窓側とロングシートが飛び飛び埋まるくらいの乗車率。

f:id:pancake_MP:20190712160321j:plain

駅舎入って左側には喫茶店、右側にはストーブを囲むようにベンチが置かれている。きっぷの販売は右の建物(観光情報センター)に委託。沿岸バスのフリー乗車券・グッズやレンタサイクルも扱う。

f:id:pancake_MP:20190712160356j:plain

ありがちな味のあるゲート。なんかしっくりくる。

f:id:pancake_MP:20190712160421j:plain

駅の稚内側に置かれているオエ61 67。元はマニ60 2021、鋼体化以前は...と割と沼の深そうな形式。碓氷峠鉄道文化むら(群馬)、旧上砂川駅(北海道)など、気動車化されたキハ08は加悦SL広場(京都)に保存車が存在する。奥野香耶さんのオタクなので10何年かぶりに加悦は行きたい。

5月から翌4月末までが1シーズンで販売される萌えっ子フリーきっぷ。1日券のみ図柄が2種あるのだが、併せて買った商品の傾向を見て言わずもがなこっちだよねとこれを用意されたのが個人的にツボだった(実際こっちにしようとしてた)。しかし物販は缶バッジとか豊岬ちゃん2種だったんだよなあ。

www.engan-bus.co.jp

沿岸バスのキャラクター紹介ページ。誰がどれだか参考に。

f:id:pancake_MP:20190710002211j:plain

路線バスは普通のワンステップバス。前乗前降のワンマン列車スタイル。整理券を出した枚数で乗車数を管理しているようなので一日券でも乗車時に整理券を取る必要がある(降車時に出す必要はなかった)。

f:id:pancake_MP:20190710002608j:image
f:id:pancake_MP:20190710002342j:image

降車ボタンが押されたときと発車時にこの画面になる。ちょっと調べてみると他シーズンでは違うキャラが出てきているのでそのごとに変更しているのだろう。

f:id:pancake_MP:20190710002246j:image

豊富駅から温泉までは10分ほど。旅館に直行、ぽっけ(案内所)なら豊富温泉、公衆浴場ならふれあいセンターと使い分ける手もある。

入浴前に昼ごはんはエゾシカジンギスカン。見慣れぬ形をした鍋の溝に水を溜めてコンロで加熱というスタイルで最初に水を切らさないようにと言われる。肉はしっかり火を通す必要があるが他の野菜やソーセージは茹でても問題ない。案外クセのない味をしていて地元に店があれば月一くらいで食べたいところ。余談だがソーセージはチョリソーで辛め。

お腹がふくれたところで温泉へ。お湯は湯治利用(アトピーや乾癬の治療)者向けのぬるめ(38℃くらい)と一般客向けの熱め(41℃くらい)の2つが離れた位置にあるので移動の際は着替える必要がある。必ずしも区分されているわけではないようで、‟すぐのぼせるようであればぬるいほうでもいいですよ~”という感じだったので両方入ることにした。

全国的にも珍しく油分が含まれる泉質であり、それが乾癬やアトピーに対しに抗炎症作用をもたらすのをはじめ皮膚に様々な効能をもたらすとされる。石油や天然ガスを含むため湯には油が浮き、浴場内も油くさい。白いタオルを使うと色が乗りそうなので違う色のタオルを用意するといい(販売しているフェイスタオルは黄色)。言うまでもなくタオルににおいは移る。石油のにおいと言ってもパッと浮かばないかもしれないが、ガソリンスタンドに行けば似たようなにおいはする。ちなみに、低温のほうの浴槽のみに治療目的で原油が用意されている。

石油のにおいを纏って温泉街を歩く。といってもバス停1つぶんくらいの端から端が見えるといった規模なので見るものとかもない。豊富温泉バス停向かいのぽっけに物販とカフェが入っているので時間をつぶした。丸1日くらい石油のにおいがした。

羽幌方面のバスに乗ると入れ違いで降りる人がいたので幌延まで貸切になった。天塩高校からも生徒を乗せ走ってゆく。天塩温泉ともう一か所道から外れた箇所で降りるときはその分岐手前でかかる「当該停留所で降りる人はボタンを押してください」的放送でも降車ボタンを押す必要がある。高校生は遠別ぐらいで降りた。

f:id:pancake_MP:20190713230639j:image

初山別手前にあった旧羽幌線の遺構。おそらく金駒内橋梁だと思われる。
f:id:pancake_MP:20190713230635j:image

ほぼ同じ箇所の前面展望。海が近いところを走るため冬場は大変そう。

初山別からは私服の中高生をぼちぼち乗せて走る。なぜと思ったが羽幌の神社祭の期間中だったためだ。

f:id:pancake_MP:20190710002611j:plain

どこも祭の景色は大きく変わらないが花屋は初めて見た。ここで初めて見たものと言えばサルの曲芸だろうか、ネコミミがなぜか流行っていた。
f:id:pancake_MP:20190713230632j:image

豊富温泉から1時間半ほどで羽幌ターミナルに到着。この便では入れ違いで乗務員交代を実施。

f:id:pancake_MP:20190710002500j:image

羽幌ターミナル外観。元々は羽幌駅があったところに整備された。車両や乗務員の拠点は本社よりこちらのようだ。

なぜかこういうことが多い。シャッターに張り紙もなかったし祭事関係か。
f:id:pancake_MP:20190710002443j:image

気を取り直して向かったのは羽幌サンセットプラザ(道の駅・ホテル)内の食堂。バス停3つぶんを出店の中通ったりして大変。バスの時間も開店から30分後(実際は45分後)と微妙にきつくて焦っていた。

sunset-plaza.com

ここのキャラの詳細はリンクで。特に沿岸バスとは関係なさそう(触発されたかもしれないが)。

f:id:pancake_MP:20190710002420j:image

甘エビといえば増毛の祭りが有名だが漁獲量では羽幌が日本一。

すぐ出てきそうなものということで特産のエビとタコをタネにしたギョウザカレーを注文。4分ほどで出てきて助かったが、途中でバスの時間に余裕があることに気付く。こんなことなら定食にしとけばよかった()。ちなみに本命はえび塩ラーメンだったが殻をめくるのに時間がかかると見込んでパス。逃すと留萌から先の列車がなくなっているので仕方がない。今度は時間を気にせず行きたいところ。

結局時間ができてしまったので本社ターミナルまで歩く。祭りの影響か人が多い。

高速車と町内巡回の小さいバスはラッピング車。

f:id:pancake_MP:20190714231652j:image

缶バッジ物販情報200円とお手頃でフルコンプしても今のところ10400円。ただし10月に増税が控えているためそれ相当の値上げは考えられる。

サンセットプラザなどそれを名乗る建物が多いだけに伊達じゃない。

f:id:pancake_MP:20190710002614j:image

留萌駅までは1時間25分ほど。20時前だが完璧には暗くならない。留萌駅の2階にはFMが入るが、待合室を除き広い駅舎は使われている様子はない。待合室に入ると高校生くらいのカップルが弁当を食べていた。道内各地方の中規模駅(市町村代表駅くらい)に寄ると待合室で高校生2人が話をしている光景を何度か見かけた。
f:id:pancake_MP:20190710002602j:image

留萌から乗ったのはキハ54の普通。出発5分前から乗車できるらしいがそれより少し早く車内に入れた。釧網線のと同じ仕様で座席はR51Cだったが網ポケットがついていた。留萌からは3人ほどで発車し峠下で深川からの最終列車と離合。どんぐりの背比べではあるが向こうのほうが多く乗っていた。深川ではオホーツクの前に岩見沢まで逃げ切る普通が先に出てゆき待ち時間が長い。オホーツク自由席に無事座り札幌まで約1時間。宗谷でもよかったが自由席が.5両こちらのほうが多い。

f:id:pancake_MP:20190714231723j:image
f:id:pancake_MP:20190714231729j:image

まさかのR55。テーブルの色具合も含めてどこか懐かしさを感じる。しかし基本的には3両目のほうが座席のグレードは高いと考えられる。

 

【乗車録】

南駅前→ノシャップ(宗谷バス[1]ノシャップ) 旭川230あ・722

ノシャップ→稚内駅前ターミナル(宗谷バス[1]潮見5丁目) 旭川230あ・729

稚内→豊富(普通/名寄) キハ54-501

豊富駅→ふれあいセンター(沿岸バス/留萌市立病院) 旭川230あ12-01

ふれあいセンター→羽幌ターミナル(沿岸バス/留萌市立病院) 旭川230い14-01

本社ターミナル→留萌駅前(沿岸バス/留萌市立病院) 旭川230あ15-03

留萌→深川(普通/深川) キハ54-512

深川→札幌(オホーツク4号/札幌) キハ183-4559

宗谷にいったそうや (7/8)

時期柄忙しいのと絶望的な赤字で非正規雇用強化月間。実は破綻寸前のラインに行くのは今月下旬だからもう遅いという罠。今日も夕方に上がれると思ったら夜だった。タイトルが滑っているのも疲労が原因。

 

6:30頃に目が覚めて無料モーニングのポテトをかきこんでから出発。手持ちが少なくなったので銀行に寄ってから駅へ行った。

f:id:pancake_MP:20190712232227j:image

5時間お世話になる宗谷。昨夜乗ったのと同じ編成。朝ラッシュ(札幌7:30発→旭川8:58着)ということもあり自由席はかなり混雑。

しばらく魚ばかり食べていたので鶏肉がうまい。鶏飯の上に照り焼きが乗っていてボリュームもしっかりあって900円。

旭川でかなり客が入れ替わり宗谷線へ入る。旭川の車庫にラッセルヘッドが縦列でたくさん並んでいたのがシュールだった。名寄までは高速化されているため結構な勢いで走っていた。

これは音威子府を出た後。

恐らく幌延付近。ここから豊富町にかけては乳製品の製造が盛ん(セコマの豊富町飲むヨーグルトとか)。

おまけ:便座が通路方向に上がる。磁石でとまるようになっていた。

中心地以外はサロベツ原野の延長線上みたいな草原(宗谷丘陵)が多いのでまあ不思議ではない感じ(サロベツ原野そのものは湿地帯の記憶)。

f:id:pancake_MP:20190712155800j:plain

いつかは行ってみたかった稚内。西大山は行ったのでこんどは枕崎を目指したい。熊本までは軽い気持ちで飛べるけど鹿児島まではどうなるだろうか。というか車止めの標識が出っ張っていてガラス張りなのも相まって思った以上に撮りにくい。

f:id:pancake_MP:20190710000108j:image

稚内駅(複合施設)内のバスセンターで往復割引券が購入可能。

飲食店もほかに定食屋もあったが、混んでいたのでさっと食べられそうなパンに。無事に時間が余るくらいで食べ終えた。

バスは音威子府ゆき。終点まで4時間20分かかるらしい。シーニックバイウェイは直訳すれば景観のよい脇道とかそんな感じだが説明できないのでwikipediaとかそういうので調べてほしい。ちなみにシーシックは船酔い。

f:id:pancake_MP:20190712155728j:plain
宗谷岬まではおよそ50分、土地柄観光バスや4輪のほか2輪の数も目を引くほど多い。そしてあるものだいたいが日本最北端の○○。

f:id:pancake_MP:20190712160013j:plain

宗谷岬の歌碑。津軽海峡のものほど爆音で流れることはなかった。

f:id:pancake_MP:20190712155856j:plain

最北端のガソリンスタンド。次は車で来たいところ。ちなみに郵便局に行くとハンコが押せるが少し距離がある。

f:id:pancake_MP:20190710000155j:image

帰りのバスはだいたい40分後。2時間に1本くらいなうえ、市街まで30㎞ほど離れているので逃すと大変なことになる。

稚内に着いて温泉方面の乗り継ぎまで少し時間があったので防波堤ドームへ。

f:id:pancake_MP:20190712155404j:plain

f:id:pancake_MP:20190712155555j:plain

防波堤と稚泊連絡船の徒歩通路として建設されたが、敗戦により樺太の領有を放棄し役目を失ったため現在は観光地的側面が強い。現在もフェリーターミナルから稚泊(コルサコフ)航路は夏季限定で運航されているが、7月上旬現在では今季の案内が出ていないため流動的な航路といえる。

f:id:pancake_MP:20190712155628j:plain

 駅の先にあるモニュメント

f:id:pancake_MP:20190712155650j:plain

稚泊航路の乗客はロシア人が多いらしく駅周辺にはロシア語の看板も多い。

f:id:pancake_MP:20190710000225j:image

原油を掘ろうとしたら温泉がでてきたという経緯を持つ。内風呂は熱めで露天風呂は適温。日本海側(西側)に面するため天気と視程次第だが利尻富士や夕焼けをきれいに露天風呂から眺めることができる。

帰り際横の草原に目をやると普通にシカがいた。首になんかついているがGPSだろう。どうやら割と日常風景らしい。

f:id:pancake_MP:20190710000247j:image

バスに乗って向かったのは副港市場のロシア料理屋。宗谷岬方面のバスは正面の道に止まったが、温泉やノシャップからのバスは線路北側の道路に止まるので距離がそこそこある。コース料理を頼んだ。

一般的な表記的はヴィネグレットというものでビーツのサラダ。ピロシキは三宮そごうのデパ地下とかで花のワルツ流しながら売ってる揚げたものではなくここではオーブン焼き。

シャシリークは旧ソ連圏で人気の肉の串焼きで肉を調味料につけこんでいるもの。一般的な表記はシャシリク。ここまで5品がセットメニュー。追加したのは黒パン、ライ麦パンとも呼ばれる。

バルティカ3、アルコール5%弱と普通のビールより気持ち弱いくらい。9というのもあるがそちらは8%くらいの記憶。

ロシアといえばウォッカ。チェイサー名目で水を用意したがきつすぎて水割りの原料になった。鼻が痛くなるので焼酎がいいくらいなのかもしれない。

f:id:pancake_MP:20190710000338j:image
f:id:pancake_MP:20190710000333j:image
f:id:pancake_MP:20190710000330j:image

隣接する建物(副港市場の本体)に稚内港駅と樺太に関する展示コーナーがあったのでのぞいてみる。褒められて伸びるタイプの鈴谷とこの鈴谷丸は直接的な関係はない(軍艦と客船なので)。
f:id:pancake_MP:20190710000326j:image

副港市場から寄り道込みで30分弱歩いて南稚内駅。20時前というのに明るい。

駅前の海員会館に泊まったが5000円弱でリーズナブル。ただし風呂トイレ共用。稚内周辺で安案外安宿がないのでバスや列車で来た場合は選択肢としてありかもしれない(少し遠くなっても問題なければ宗谷パレスも安い部類には入ると思う)。 

 

【乗車録】

札幌→稚内(宗谷/稚内) キハ260-104

稚内駅前ターミナル→宗谷岬(宗谷バス/音威子府) 旭川230あ・619

宗谷岬稚内駅前ターミナル(宗谷バス/稚内駅前ターミナル) 旭川200か・808

稚内駅前ターミナル→稚内温泉前(宗谷バス[30]坂の下) 旭川230あ・722

稚内温泉前→港2丁目(宗谷バス[31]潮見5丁目) 旭川230あ・648

安野希世乃バースデーイベント2019(昼) メモ

f:id:pancake_MP:20190728223337j:image

なんやかんやソロデビューからほどよい熱量で通っている現場。推した時期的にはきよのの方がよしのより微妙に前なのは知られていない(普段よしのばっかりで他に推しがいるのかすらTL見る限りだとわからないのが原因)。
f:id:pancake_MP:20190728223334j:image

この日は中野サンプラザ。建て替えとか何とか話が上がってた時期があったがどうなったのだろう。中へ入るのはミリ1stの物販に並んで以来5年ぶり。あの日は警報の出るような雨だった記憶があり、今回も台風接近といわれるなかで晴天。この頃の天気はよくわからない。

【映像】

去年のバースデーイベントでは食レポだったが今回はタイへバカンス。服を値切ったり昆虫を食べなかったりマーケットに行ったりトゥクトゥクに乗ったり。でもやっぱりビーチ。ロングバージョンがBDで販売されるので買って復習なりタイ旅行の予習に使いたい。タイに行く予定は今のところない。編集がわかっててやってるのがすき。

【ライブパート】

①Blooming♡Blooming(アイカツ)

(②~⑩メドレー)

②パペピプ☆ロマンティック(プリキュア)

PUNCH☆MIND☆HAPPINESS(あんハピ)

④運命の女神(I-1club)

⑤スイートマジック(ニコニコインディーズ)

⑥サプリナル(あんハピ)

⑦私のナイト(うしおととら)

⑧M♭(冴えカノ)

⑨シャツとブラウス(I-1club)

⑩涙目爆発音(ワルキューレ)

⑪生きる(ソウナンですかED)

【memo】

・セットは理想の家をモチーフに制作。照明が横並び3灯だったので中継信号機に見えた。出演作品に関するものも飾られており、WUG関係だと2017冬フェス(TRINITY)のパンフ、Wake Up,Best3(Al)、君とプログレス/Jewelry Wonderland(Sg)。加藤恵フィギュアは自腹だという。

・自宅のベッドはIKEA

・司会も忘れていたビデオメッセージ(サプライズ)はころあずから。

・クローゼット(DJセット置き)

・夜の部のI-1楽曲はJewelry Wonderlandと止まらない未来

・2ndツアーは神奈川県民会館(12/8)、大阪オリックス劇場(12/15)、舞浜アンフィシアター(12/21)の3か所で去年とほぼ変わらず。

収監 (7/7)

きょうは中野サンプラザでの安野希世乃バースデーライブへ。メドレーでI-1曲が昼は運命の女神とシャツとブラウスが入っててめちゃくちゃびびった(夜はjewelry wonderlandと止まらない未来だったそう)。余力があればいつか書きます。

 

目覚ましが鳴ったのは7:30ごろ。21:30ごろに寝落ちしていたらしい。

f:id:pancake_MP:20190708012848j:image

JYAPANESE TRADITIONAL BREAKFAST って感じ。干物(ホッケ?)なんて滅多に食べないので骨を除けたりするのに難儀。

チェックアウト10時、列車は10:30と時間があるので食後は朝風呂に出かけた。

f:id:pancake_MP:20190708012811j:image

バスも出ているが帰りはホテルの送迎車に乗った。硫黄山(アトサヌプリ)がよく見える。余談だがめちゃくちゃ飛ばす。
f:id:pancake_MP:20190708012831j:image

バスの半分ほどの時間で駅へ戻った。妙に車が多い。
f:id:pancake_MP:20190708012854j:image

どうやら駅前のカフェが人気で買いに来る人が多いそう。折角なのでごまサブレを買って帰った。
f:id:pancake_MP:20190708012840j:image

木彫りの熊。鮭を抱えているので世間一般のイメージとは何か違う。
f:id:pancake_MP:20190708012824j:image

快速しれとこ摩周号。前日の快速みたいに通過駅が多くはなく、普通に注釈で通過駅が書いてあるような感じ。

f:id:pancake_MP:20190712143552j:plain

海沿いなので知床斜里を出たあとくらいだろう。釧路側ほどではないが観光客の比率も高い。

f:id:pancake_MP:20190712143606j:plain

おそらく馬。よそとは違い柵とかが見当たらないのが不思議。

やむ!べつ駅。

f:id:pancake_MP:20190708012909j:image

川湯から網走までは1時間半ほど。付近にモヨロ貝塚がある関係でアイヌ人の像に迎えられる。縦書きの駅名看板は横道にそれないようにという意味らしい。

f:id:pancake_MP:20190708012845j:image

顔出し看板は収監者。なかなか攻めててすき。

簡単に見てからバスまで1時間あるのでタクシーで監獄へ向かった。道中に現在の網走刑務所もレンガで覆われていて監獄は移設されたものであるとか、踏切の近くから見える湖(網走湖)は冬場ワカサギ釣りで大人気という話を聞いた。監獄までは1300円ほど。
f:id:pancake_MP:20190708012851j:image

ちょうどお昼どきだったので入る前に食堂へ。獄中で出される食事を再現した監獄食A(サンマ)とB(ホッケ)が人気だがふつうのメニューもある。ちなみに獄内ではみそ汁ではなく番茶が出るほか、AとBで副菜も違う(Aの場合は春雨サラダと切り干し大根)。

f:id:pancake_MP:20190712144111j:plain

入場門してまず見える門。円形に2つ突き出ているのは面会者控室と受付。

f:id:pancake_MP:20190712220139j:plain

庁舎

f:id:pancake_MP:20190712144036j:plain

休泊所と呼ばれる持ち運び用の建物、またの名を動く監獄とも。特に明治20年代までは刑務作業の名で道内では道路開削や石炭掘り等の過酷な作業により死者が続出した。時代背景として西南戦争などの内乱で政治犯島流し的に続々と道内に収監されるなかで収容能力が限界に迫るなか、囚人を使い捨て労働力として原始林の道路開削に使い開拓を進め、人数が減れ(死者が出れ)ば監獄費の節約にという考えが明治政府にはあったと考えられる。一般人の入植が進むにつれ脱獄囚の恐怖に怯えることが増えた、本州から土工部屋が流入といった変化により縮小してゆき、囚人労働が問題視されたことにより明治27年に廃止された。それ以降は土工部屋によるタコ部屋労働が行われるようになった。

とザックリ説明を書いたが枕代わりの丸太をたたくと囚人が起きるので「叩き起こす」の語源ともいわれている。

f:id:pancake_MP:20190712144054j:plain

休泊所での食事風景。

f:id:pancake_MP:20190712144129j:plain

所内では自給自足を目指し農業も盛んであった。そのため味噌や醤油を作る施設が作られた。写真の味噌・醤油のほかに漬物を作る蔵もあった。

f:id:pancake_MP:20190712144210j:plain

監獄歴史館では現在の監獄に関するものも多い。

f:id:pancake_MP:20190712144235j:plain

独房

f:id:pancake_MP:20190712144252j:plain

雑居房

f:id:pancake_MP:20190712151257j:plain

二見ケ岡刑務支所。農園で所内の食糧を担うほか作業を自立的に行える処遇施設としての側面を持つ。舎房から炊場まで備えるため刑務所の分所といった立ち位置なのかもしれない。

f:id:pancake_MP:20190712151457j:plain

舎房の入口

f:id:pancake_MP:20190712151321j:plain

第一庁舎。すべて雑居房

f:id:pancake_MP:20190712151717j:plain

庁舎内の通路

f:id:pancake_MP:20190712151744j:plain

独居房

f:id:pancake_MP:20190712215837j:plain

浴場。出所前日は1人でゆっくり浸かることが許されているらしい。

だいたい回るのに1時間半ほど。オホーツクは夕方なので2時半ごろのバスで流氷館へ向かった。
f:id:pancake_MP:20190708012813j:image

停留所1つだが歩けば30分ほど。地下が流氷館、1階が物販、2階にカフェ、屋上は展望台。

地下は流氷の概要の映像が15分おきくらいで流れている。海洋生物もちょっといる。

f:id:pancake_MP:20190708012816j:image

ナメダンゴ
f:id:pancake_MP:20190708012842j:image

クリオネ

マイナス15℃を体感しようコーナーがある。似たようなのが小樽に流氷凍れ館というのがあったが現在はないもよう。
f:id:pancake_MP:20190708012807j:image

キタキツネ

適当に回していたら凍った。

f:id:pancake_MP:20190712221620j:image

屋上の展望台。手前が網走湖、奥が能取湖。海側は海以外特に島が見えたりしない。

f:id:pancake_MP:20190708012837j:image

市街地へ降りてきてバスターミナルへ。駅前で降りてもよかったが時間があるので終点まで。網走ビールを買った。

f:id:pancake_MP:20190708012828j:image

改札は発車20分ほど前。前回は札幌・網走側にスラントノーズの200代がついていたが、4年ほどの間に両側貫通型になり北斗のグリーン車が回されるなど大きく変化した。

f:id:pancake_MP:20190708012834j:image

遠軽までは前面展望のできる席。若干傾斜がついていてテーブルとして使ってもいいのかわからない空間があるが広々としている。

f:id:pancake_MP:20190708012819j:image

夕食。正規の机は缶が乗るほどの幅しかない。網走で買ったビールとかにめし。流氷ドラフトは区分上発泡酒になるので気持ち安い。青い中身を見てみたかったが移すコップがなかったので断念。かにめしは当時の遠軽の例に漏れずスジが入っていた。

飯能を跨いでレッドアローに乗った記憶がないのでやったことはない。ちなみに遠軽の停車時間でホームの自販機で食料調達をできると案内があるが、普通の自販機の一角でカロリーメイトを売ってるものだった。

なんとなく札幌まで行ってもよくね?という気になりアンケートを取る。旭川で降りた途端に札幌にどんどん票が入る羽目に。TLはドS。
f:id:pancake_MP:20190708012822j:image

結局10分後くらいを走る宗谷に乗って札幌へ。自由席がそこまで混んでいなくて助かった。あすの指定券を変更してからネカフェに入った。

 

【乗車録】

川湯温泉街→川湯温泉駅(ホテルの送迎) トヨタVOXY(2代目)

川湯温泉→網走(快速しれとこ摩周号/網走) キハ54-524

網走駅前→網走監獄(網走ハイヤー) 北見500あ・845

博物館網走監獄→オホーツク流氷館(網走バス/北方民族博物館) 北見200か・424

オホーツク流氷館→網走BT(網走バス/網走BT) 北見200か・424

網走→旭川(オホーツク4号/札幌) キハ183-9562

旭川→札幌(宗谷/札幌) キハ261-104