すぬぺ自由帳

気がついたらどこかにいるやつ。

せいだま

【まえがき】

 きょう(きのう)は熊本で第五回声優魂九州大会がありましたので、観覧するべく関西からそちらのほうへ。この前後談はできるだけ早いうちに書きます。

 九州島内各地から予選を勝ち抜いたファイナリストの10名が熊本に集結。我々観客も受付で投票用紙を渡され、観客賞の審査に加わることになる。入場時によっぴーがウワァってつまづいていたのが開始までの記憶。

www.seidama-kyushu.jp

補足説明としての公式HPリンク。概要や誰が受賞されたなど書いてあります。

 

【コンテスト】

 さっそく余談だが、最年長が高専5年か大3のはずなので全員が年下になる。印象的な自己紹介の後に自己PR、台詞読み、ナレーション読みの後に審査員からの質疑応答。基本的に「何の部活をやっているか。」、「読む際に気を付けたこと」、「どういうような設定を考えて読んだか」という質問が飛んだが、鹿児島にある徳之島から来たというファイナリストには「島のいいところを教えてください。」と質問が。彼女は少し迷った後に「特になにもないところがいい」と答え、場を笑いに包んだ。その前に部活のことも聞かれていたが、大会の時期だけ吹部になる音楽部ということで質問した審査員も少々困惑した感じだった。その後も経験のある参加者や過去大会出場、受賞者とファイナリストらしい面々が続く。

 さて、この台詞読みの台本が2パターンあり、ファイナリストが選択するのだが、"シャングリラ"とか"青い月"とか"7つの星"、"タチアガレ"と小ネタをぶち込んでくるの嫌いじゃない。

 休憩を挟んだのちに2人1組の掛け合い審査。この前に「掛け合いは自分のペースじゃなくて相手に合わすことも大事。偉い人たちに見せつけてやってください。(要約)」とよっぴーのアドバイス。前2組と後3組で台本が違った。ここでは台本を読むだけで審査員からの質問があったりということはなかった。ここで審査は終了して30分少々の休憩&審議タイム。参加者も投票用紙を受付に預ける。外の空気を吸いたかったので少し散歩に出た。

 たいして時間をつぶせなかったのですぐ中に戻りぼんやり。結果発表と授賞式が15:10から始まった。観客賞と九州大賞(最優秀賞)を先述の徳之島からのファイナリストがW受賞することとなった。本人もすごく驚いて言葉を詰まらせていたがこれは仕方ない。東京の本大会でも結果を残してほしいと願わずにはいられない。

 

トークショー

 10分程度の休憩が入ったのちにトークショーが開始。音楽は懐かしの聞いとっと?のアレ。よっぴーと審査員でもあった焼き加減に自信のある小野さん(ホルモン先輩)によるもの。「つぎ姫って言ったらぶん殴るんで」の流れすき。「夢には舞台が必要だ」というテーマで話が進む。よっぴーの初めての舞台ということで小4の頃のアリとキリギリスの英語劇や小6の頃やったという学年全体での劇の話が。主役を張りたい人間であったが、台詞の少ない役に振られることが多くいい思い出のないデビューだったらしい。また、「自分がいちばんできる」と渡り鳥3世帯がとまれるくらい天狗になっていたとか。

 声優を意識しだしたのは小5の頃。娯楽に厳しい家庭であったため、夜な夜なプリキュアを見たりしていたらしい。そして、中一の頃に初めて且つ自力で申し込んだあるオーディション(なんてろホームズ)でwebと書類選考を通過してオーディションにすすむことになるのだが、福岡の会場に電車で行けない(特急の乗り方だと推測される)事に気付き、初めて母に打ち明けたという。福岡へ無事に行けたが、当時12と若すぎたこともあり落とされることとなるのだが、話がここに続いていく。

ameblo.jp

「君にはまた出会えると思う」という言葉を信じて約10年。
中学校1年生だったわたしに教えてやりたい。
そーんな夢みたいな言葉を言われて、
あなたの鼻はぐんぐんに伸びて数年後ぼきぼきに折られるけれど、
夢を叶えて本当にまた出会うと…!!

どこかで見た話だと思ったらこれだった。同じ例えをしていたのですっと思い出せたのかも。彼女にとって初オーディションは収穫あるものだったという。これ以後も様々なオーディションを受けるがことごとく落ち続けて約2年。初めて受かったオーディションがWUGであった。これまでが鼻はぐんぐんに伸びていた時期。

 天狗になっていた鼻がぼきぼきに折られることとなったのはWUGに受かってからの話。周りはみんな上手で自分だけ思うように、練習のように力が出せないと感じたとき。ダンスはなおさらだったという。

 高校生でプロ声優になったが故に土日が仕事に持っていかれることが多く、また土曜授業のある学校であったため、数学の成績が致命的なことに。その当時は熊本から東京にソラシドエアで通っていたが、地方故に仕事の量で冷遇されることもあり、空港まで送ってくれていた母に「何で熊本住んでんだよ」と噛みついたこともあったという。しかし、地方であることの強みは「方言が使えること」と「話のきっかけとして話題にできること」、そして「HOMEがあること」だと話した。

    やはり、この職業を目指すときに親の理解をそう簡単に得られるものではなく、ファイナリストの中にも親御さんは阿蘇に観光に出かけてしまった、条件付きでやらせてもらってる等厳しい状況も垣間見えた。

 また、今後トリッキーな役をやってみたいなど、普段聞くことのできない部分まで引き出されたトークショーであった。

いまきたばっかりー:「やるんすよー。(中略)こういう風習が古代から続いていて」

※第一回大会PVなど書けていない(どうしても感情に支配されがちな)部分は別記事の一部に組み込む予定です。あくまでもマジメを貫きます。(?) 

pancake-mp.hatenablog.com

※ここの中盤にあります。

 

【余談】

先程ソラシドエアで通っていたと書いたが、今回はJALで来た。(日航が後援しているため)

ホルモン先輩の前職がくまもとシティエフエムであり、コネで特番をゲットしたとか何とか。きょうの模様のダイジェストのようなものは11月3日20時から放送。

ファイナリストの10人も休憩中に何人かで談笑するなど、思った以上に和やかな雰囲気。

 

【さいごに】

 今回奇遇にも、いち参加者として審査に加わることとなり、全てに○をつけたかったくらいに迷いました。審査員のほかに熊本の観客の心にも響いた演技だったということが東京大会への力添えになればと思います。本大会進出を逃したファイナリストの方々も、悔しさをバネにして来年の本大会進出の座を狙ってほしいです。また、エンドロールやキャスト発表の場面で「この名前どっかで見たぞ...あっ熊本の!あのときの!」となることを楽しみにしています。

 

【11/19追記】 

18日に行われた東京の本大会で九州代表の寺原さんが特別賞を受賞されました。おめでとうございます。

 

【紹介記事】

青山吉能「個性を忘れずに突っ走って!」 声優を目指す“後輩”たちにエール | オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93

 

【謝辞】

この場を借りて御礼申し上げます。

・「声優魂」でサーチして引っかかったツイート(10/27日ぶん)

【おことわり】

・突貫工事で作成したため記憶や解釈に誤りがあるかもしれません。来週のラジオが聴ける状況かは微妙なのですが、状況に応じて加筆修正は行います。

・体裁がめちゃくちゃでどういう視点か自分でもわからなくなっています。上からになっていたらごめんなさい。

 

宴もたけなわプリンスホテル...(高輪プリンスホテルは旧称らしく、グランドプリンスホテル高輪が現在の名称らしい)

日が変わる前に寝ようとは思ったのにもう2時。明日やらかさないようにがんばります。では。

P.S:何とかなりました。

 

【最終更新】

11/19 21:10